バーチャルリアリティ技術を使った論文がアクセプトされました
| 固定リンク 投稿者: 作業療法学専攻ブログスタッフ
こんにちは.教員のSAKAIです.
先日、「Aging, Neuropsychology and Cognition」という雑誌に論文がアクセプトされました。作業療法の専門分野というより,認知科学分野の英雑誌です。論文名は「Development of a cognitive function test using virtual reality technology: examination in healthy participants」(バーチャルリアリティ技術を使った高次脳機能評価の開発:健常者での検討)です.
神戸大学大学院の工学部と共同開発した『Virtual Shopping Test』を地域在住の20~80際代の285名の健常者に実施し、年代ごとの違いをまとめ、加齢の影響を検討したものです。『Virtual Shopping Test』とは、パソコン画面上の仮想商店街で、あらかじめ「~をかってきてください」といわれた品物類を記憶し、効率よく買い物ができるよう計画を立て、いろいろな店が並ぶ商店街を歩きながら、間違わずに適切な店に入って、適切な買い物をするというものです。操作はパソコンに慣れていない高齢者でもできるようにタッチパネルで行います。
この研究は計画に1年、システムの作成とデータ収集に2年、まとめに1年、英文投稿まで1年と、研究を始めてから6年もかかりました。ほんとにやれやれです。さらに昨年度は国試担当だったため、特に年末は学生さんが帰った後、22時過ぎからの苦手な英語との格闘の日々でした。
実は、英語の校正会社とのやり取りで腹が立つことも多かったのですが、悲しいかな、怒りを英語でうまく表現できず・・・。「違うってば!!!」といいたいところ、メールでは「あなたが修正してくれた文章は、私の言いたいことではありません」となってしまい・・・歯がゆかったです。まぁ苦しい作業でしたが、終れば楽しかったです(苦笑)。
実は、英語の校正会社とのやり取りで腹が立つことも多かったのですが、悲しいかな、怒りを英語でうまく表現できず・・・。「違うってば!!!」といいたいところ、メールでは「あなたが修正してくれた文章は、私の言いたいことではありません」となってしまい・・・歯がゆかったです。まぁ苦しい作業でしたが、終れば楽しかったです(苦笑)。
さて、次に進もうと思います!