こんにちは! 新型コロナウイルスによって社会生活も一変してしまいましたが,いかがお過ごしでしょうか.
さて,今日は作業療法学科の国際交流についてご紹介します.
新型コロナウイルスによりかなり制約がかかってしまいましたが,本学科では「名前だけの」国際交流ではなく,「中身のある」国際交流を目指して様々な取り組みを行っております.
1) 大学間協定
現在,ウソン大学(韓国),マラ工科大学(マレーシア),オタゴ大学(ニュージーランド)と学術協定を結んでいます.他大学とも検討中です.
2) 共同研究
上記の大学と国際共同研究費を取得し,教員間の共同研究や,本学教員による先方の大学の大学院生の研究指導など,共同研究を進めています.2019年度は,教員が中国,マレーシア,ニュージーランドへ渡航し,現地の療法士に講義をしたり,共同研究を進めてきました.澤田 准教授は,マラ工科大学の教員と共に,自動車運転の評価法開発を進めています.
3) 学生交流
渡航制限がない時期には,韓国の大学や臨床へ学生と一緒に訪問しました.また毎年1-2回は海外の作業療法士に講義をしていただいています.2019年には台湾の国立成功大学の学生と教員が来校し,お互いの国の作業療法情勢について勉強会を開きました.また友利 准教授の研究室では,卒業研究にて,学生が欧米やアジア圏で勤務する療法士を対象とした調査研究を行ったりしています.
現在,渡航制限はありますが,代わりに会議や講義のオンライン化が一気に進み,療法士業界もようやくグローバル化が現実のものとなりつつあります.特に作業療法士は,世界作業療法士連盟(WFOT)の教育過程認定制度が整っており,WFOT認定校を卒業すれば,各国の資格取得試験を取得することができたりします.つまり日本で免許取得後,海外の資格取得試験と英語のテストをパスすれば,作業療法士として勤務することも可能です(国によって異なりますが).これが理学療法士の場合は海外の養成校を卒業しないといけないので,作業療法士は海外で働くハードルが比較的低いと言えます.
これから海外でも活躍できる作業療法士を育成できるよう,本学のカリキュラムも一層充実させていきたいと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました.
