SMARTな目標とは?
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こんにちは。教員の友利です。
前回は、目標を立てても行動できない「意図ー行動ギャップ」と、それを埋めるIf-Thenプランニングをご紹介しました。今回は少し手前に戻って、「そもそも目標の立て方」の話をします。
高校生の皆さんは、もうすぐ期末テストという方も多いのではないでしょうか。
「今回こそ頑張ろう」「点数を上げたい」。そう思うのはとても大事なことです。でも少し立ち止まって考えてみてください。それは本当に「目標」でしょうか?
心理学や組織行動学の研究では、目標の立て方そのものが、達成率に大きく影響することがわかっています。漠然とした「頑張る」は、願い事に近い。それを実行可能な目標に変えるための枠組みが、SMART目標です。
SMART目標とは?
SMARTは、良い目標が持つべき5つの要素の頭文字をとったものです。1981年にジョージ・ドーランが提唱して以来、ビジネスの世界でも、医療・リハビリの世界でも広く使われています。
Specific(具体的)
Measurable(測定できる)
Achievable(達成可能)
Relevant(自分にとって意味がある)
Time-bound(期限がある)
言葉だけではピンとこないと思うので、実際に一つの目標を変換してみます。
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多くの高校生が立てそうな目標から始めます。
「期末テストで英語の点数を上げたい」
これをSMARTの5つで順番にチェックしていきます。
Specific(具体的か?)
「点数を上げる」だけでは、何をどう勉強すればいいかが見えません。何の点数を、どうやって上げるのかを決めます。
「英語の長文読解の点数を上げる」
Measurable(測定できるか?)
「上げる」は曖昧です。どのくらい上げるのか、数字にします。
「英語の長文読解で70点以上を取る」
Achievable(達成可能か?)
前回のテストが40点だったとして、いきなり満点を目指すのは現実的ではありません。少し頑張れば届く、という水準が行動を引き出します。
「英語の長文読解で70点以上を取る(前回55点)」
Relevant(自分にとって意味があるか?)
なぜその目標が自分に必要なのかを確認します。「親に言われたから」より「大学推薦に英語が必要だから」の方が、動く力が違います。この要素は目標に文字で書かなくてもいい。でも、自分の中で答えを持っておくことが重要です。
Time-bound(期限があるか?)
「いつか」は行動を先送りにします。締め切りを決めます。
「6月27日の期末テストで、英語の長文読解で70点以上を取る」
最初の「英語の点数を上げたい」が、ここまで変わりました。目標が具体的になると、「では毎日何をすればいいか」が自然と考えやすくなります。勉強の計画も立てやすくなるはずです。まずは手元にある目標を、SMARTの5つでチェックしてみてください。






